皆さんこんにちは。アロワナ0514です。
最近日本で「FIREして海外移住」という話をよく聞くようになりました。
私は20代、30代の頃はがむちゃらに働いて、「オレは定年までずっと会社で勤め人だぜぇ」みたいに考えていました。
しかし数年前から「早期退職して残りの人生を自由な時間にしたい」と思うようになり、タイ国内でFIREに向けて行動を始めました。
今回はタイで生活しながら、FIREを目指すという事に関して書きたいと思います。
この記事を読みますと以下のようなことが分かります。
1.そもそもFIREって何?
”FIRE”は、”Financial Independence, Retire Early”の略で直訳すると『経済的独立、早期リタイア』という意味の造語で、アメリカの若者を中心に流行っている生き方です。
『経済的独立』というのは、お金の為に働くことなくなり、生活するにあたりお金に頼る必要がない状態のことを言います。
アメリカで始まったFIREという生き方ですが、欧米へ広がった後、全世界に拡大しており、日本国内でもFIREを目指す人たち(主に若い世代)が増えてきています。
2.なぜFIREを目指すようになったのか。
私は大学を卒業後、サラリーマンとして会社勤めをしています。(今もサラリーマン中)
確かに会社勤めというのは毎月安定した給料をもらえますが、その分自分の時間を切り売りしていることになります。
月~金までフルタイムで働き、土曜が出勤の週もあります。
日曜日だけが自分の時間となるのですが、やはり一日だけの自由時間ではやりたいことは十分にできません。
20代、30代の駆け出しの頃は、「仕事最優先」っていう典型的な日本人サラリーマンのような生き方をしてきたのですが、40代に入って「もっと自由な時間が欲しい」と思うようになり始めました。
ブログのプロフィールにも書いているのですが、私は健康寿命で100歳以上を目指していて、定期的な運動、健康管理に気をつかっています。100歳以上まで生きるといのは本気で考えています。
会社勤めで60歳まで続けた場合、残り40年しかありません。
そうなると会社に時間を奉げたおかげ(せいで)、自分がやりたいことが全部できなくなるじゃないかと不安かつ不満に思い始め、「できるだけ早い年齢でリタイアしたい」という思いが強くなってきたのがきっかけです。
FIREを目指している人や既にFIREを達成した人のお話をきいていると「会社が嫌い」とか「通勤が辛い」といった理由があるようですが、私は今の仕事が嫌いというわけではなく、自分の時間がもっと早く欲しいというのが一番の理由となります。
3.FIREを目指すにあたりやるべきこと
FIREを目指すにあたり細かいやるべきことは色々とありますが、大きな項目では以下が挙げられます。
3.1 目標を明確にする
目標1:年齢、資産額、収入を明確にする
これは自分が何歳でどれぐらいの資産を持ちリタイアし、リタイア後の収入を得ていたいのかを事前に考えておくのが大切になります。
目標を立てておけば、自分がその目標に向けていいペースで進めているのか、そうでないのかを確認することができます。
4%ルールとは?
FIREを実現するにあたり目標資産の目安としてよく使われるのに『4%ルール』というものがあります。
『4%ルール』とはアメリカ テキサス州のトリニティ大学で実施された研究をもとに発表された論文を基に導かれたルールで、インデックス株や債券などで積み立てた資産を毎年資産の一定の%で切り崩していった場合、資産がゼロにならない割合を表したものです。
下の票は研究の一部になりますが、4%で切り崩していった場合、株と債券の割合にもよりますが、98%の割合で30年は資産が底を付くことがないという内容になります。
リタイア時にどれぐらいの資産額を持っておくべきかは、この4%から逆算することができます。資産の4%が1年に使える金額となりますので、目安として“1年で使う金額”x25倍=“必要資産額”として計算ができます。
例えば1か月に20万円使う人であれば、
20万x12か月x25倍=6,000万円が必要な資産額として目安として計算することができます。
目標2:リタイア後にしたいことを考えておく
FIREに向けて貯金をしたり、資産形成をするモチベーションを保つためにも、リタイア後自分がどんな生活をしたいのかを考えておくのもいいかと思います。
私はリタイア後したいことがたくさんあってまだ絞れていません。
もちろんこれはイメージなので、あとで変更したりするのはご自身の自由です。
3.2 支出を把握する
FIRE計画を進めていくにあたり、まずやらなければれいけないことは『支出の把握』です。ほとんどの人が自分の給料やその他の収入は分かっていると思います。
しかし、逆に自分がどれだけお金を使っているかを明確に把握していない場合が多いです。まさに数年前までの私がそうでした。
どこにどれだけお金を使っているか分かっていなかったので、月末になると「おかしいなぁ、なんで金足りねぇんだ」と困っていました。
書式は何でもいいので、まず自分がどんな項目にどれだけのお金を使っているのかを把握することが大事です。
3.3 支出を最適化する
3.2で支出の内容が分かってきたら、支出内容の中から減らせられる項目を考え各月の支出を最適化していきます。
既にリタイアした先輩に教えていただいたのが、支出を大きく3つに分けるというアイデアです。
支出の分け方
・絶対避けられない支出
・あると便利な支出
・別になくても困らない支出
ここから「別になくても困らない支出」をまず徹底的に無くします。
その次に「あると便利な支出」をできるだけ減らしていきます。
そうすると支出の額がスッキリとだいぶ減ります。
3.4 収入を増やす
これは個人の環境によって異なりますが、収入を増やすには以下の方法が考えられます。
・今の会社で昇給をお願いする
・給料の高い会社へ転職する
・副業で追加収入を作る
副業は様々な種類のものがありますが、実際にモノを販売する物販や、インターネット上で何かサービスを提供するものもあります。
私の場合、不動産からの収入が副業収入かつ資産形成となっています。
3.5 投資をしながら資産形成
現金を貯金するのも大切ですが現金貯金だけでは今の世の中では一向に増えていきません。
何かに投資をすることにより、割合よく効率よくお金を増やし資産を作っていく必要があります。
投資先として考えられるものとして以下があります。
・高配当株式
・投資信託
・債券
・不動産
・コモディティ(金・銀・プラチナなど)
・ビットコイン
・FX など
投資方法としては自身の好きなものもしくは得意分野に投資すればよいと思います。
今のところ私がやっているのは不動産と投資信託です。(得意ではないが好きなため)
4.タイでFIREを目指す価値
「FIRE後タイへ移住する」という話をよく聞きます。
タイで生活し、収入を得ている私から見ますと、タイでFIREを目指すのは日本でFIREするよりもハードルが低く達成できるのではと思っています。
理由としては以下です。
・リタイア後もタイで暮らす場合、物価が安いので目標資産額を低く抑えらる
・基本的に物価が安いので支出を抑えられ貯蓄へ回せる
・気候が安定(1年中暑い)ので衣類の買いかえが不要⇒不必要支出セーブ
・株式・投資信託を売却した際の税金が無税
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記、私が現在FIREをタイで目指している状況となります。
もう少し具体的な内容についてはまた別の記事でお伝えできればと思います。
私自身、現在もFIREに関しては経験者のお話を聞いたり、本を読んだりと日々勉強中で自分自身もっとFIREについて学ばなければいけないことはたくさんあると思っています。
私のようにタイに住んでいる方でFIREを考えている方、もしくはこれからタイで生活してタイでFIREを考えている方のご参考になれば幸いです。
また私と同じようにタイでFIREを目指している方がいらっしゃれば是非ご意見など交換できればと思います。
ご質問などありましたら『お問合せ』よりお気軽にご連絡お願いします。
コメント