皆さんこんにちは。アロワナ0514です。
経済的に独立をし、早い段階で退職するという意味合いのFIRE(Financial Independence, Retire Early)ですが、最近日本でもよくこの言葉を聞くようになりました。
実はこのFIREですが、いくつかのタイプがあり、タイプによって資産状況や労働の必要性など特徴も異なります。
今回の記事ではFIREのタイプと特徴につきましてご説明させていただきます。
この記事を読みますと以下のようなことが分かります。
1. FIREとは何か?
記事冒頭に少し説明していますが、FIREとは何かをあらためまして説明します。
”FIRE”は、”Financial Independence, Retire Early”の略で直訳すると『経済的独立、早期リタイア』という意味の造語で、アメリカの若者を中心に流行っている生き方です。
『経済的独立』というのは、生活するにあたりお金に頼る必要がなく、お金の為に働くことをしないライフスタイルのことを言います。
アメリカで始まったFIREというライフスタイルですが、欧米へ広がった後、全世界に拡大しており、日本国内でもFIREを目指す人たち(主に若い世代)が増えてきています。
2. FIREのタイプと特徴
この『FIRE』というライフスタイルですが、大きく以下4つのタイプに分けられています。
・Fat FIRE(ファット FIRE)
・Lean FIRE(リーン FIRE)
・Barista FIRE(バリスタ FIRE)
・Coast FIRE(コースト FIRE)
では1つずつ見ていきましょう。
2.1 Fat FIRE(ファットFIRE);
ここでいう“Fat”は「太った」という意味ではなく「豊かな」という意味の“Fat“となります。
非常に大きな資産を持ちリタイアし、リタイア後も特に節約をすることなく、経済的に十分豊かな生活を送ります。
経済的に十分な資産がありますので、仕事もする必要はありません。
経済的に十二分に余裕のある人が、精神的にも経済的にも豊かに暮らす状態のことを言います。
FIRE界の頂点ってとこですね。
2.2 Lean FIRE(リーンFIRE);
“Lean” という単語は「脂肪がない」とか「無駄がない」という意味で引き締まった人の体形などによく使われますが、リーンファイアは『節約』を徹底し、質素で倹約な生活を続け資産を増やしリタイヤするタイプです。
リタイヤ後も節約精神は変えず、倹約生活を続けるタイプです。
大きな贅沢はできませんがリタイヤ後も倹約した生活を続けることができるぐらいの資産がありますので、特に仕事をする必要はありません。
努力すれば誰でも到達できるぐらいの資産額設定となり、欧米諸国の若者の間で一番のFIREタイプです。
2.3 Barista FIRE(バリスタFIRE);
バリスタFIREは生活をしてくことのできるレベルの資産の半分もしくは半分以上を貯めて、
残りの生活費などをゆるめの労働で賄っていくタイプ。
会社員などの月~金、9時~17時のいわゆるフルタイムでの労働ではなく、パートタイムとして比較的時間に自由が持てる職種で生活費をカバーします。
例えば週5日のフルタイムに対して、週2~3日で時間も半日など最低限の仕事にし、残りの時間は自由時間とするというライフスタイルです。
“Barista”は「コーヒーを淹れる人」を表しますが、パートタイムなどの仕事で生活費を賄うタイプをバリスタ ファイアと呼んでいます。日本ではこのBarista FIREをサイド ファイアなどと呼んだりもします。
実際、コーヒーショップのバリスタさんもピーク時間だと凄い忙しく働かれているんで、決してゆるい労働ではないと思うんですよね。だから個人的にはサイド ファイアという呼び方の方が似合っていると思うのですが、サイド ファイアという呼び方は日本だけのようです。
2.4 Coast FIRE(コーストFIRE);
“Coast”という意味ですが、ここでは「のんびり暮らす」などの意味合いとされています。
コーストFIREもバリスタFIRE同様にパートタイムの仕事をするタイプのFIREですが、バリスタFIREとの違いは資産の規模となります。
コーストFIREは豊かに生活ができるレベルの十分な資産を既に持っていて、既に経済的独立は達成しているので、本来であれば働く必要はないレベルにいます。
それでもまだパートタイム程度で働き続ける理由としては人それぞれですが、以下のような理由が挙げられています。
・何もしないのが退屈
・何か社会と繋がりを持ち続けたい
・何か社会貢献をしたい
・自分のスキルをもう少し磨きたい
2.5 4種類の特徴まとめ;
4種類のFIREタイプの特徴をまとめますと以下のようになります。
個人の価値観と資産規模でどのタイプのFIREを目指すかは変わってきます。
3. 私が目指すFIREタイプ
私がタイで目指したいFIREタイプはコースト FIREもしくはリーン FIRE+プチ労働です。
日本ではバリスタFIREを目指す若い世代の人が多いようですが、私の場合はリタイアするからには一応資産だけで生活できるレベルの資産を十分もってリタイアしたいと思っており、パートタイムに期待したリタイアというのは特に考えていません。
「資産だけで生活できるレベル」と「資産で足りない分を労働で補う」とではやはり心の安定感がだいぶ異なるかなと思っています。
生活していけるだけの資産を貯めてリタイアし、そのあとの労働をどう考えるかですが、私の場合は「何か社会と繋がりを持ち続けたい」とか「何か社会貢献をしたい」といった理由でリタイア後の労働を考えています。ただまずは生活できるレベルの資産を作るのが最初のステップです。
確かに何もせずに生活のできるファットFIREは羨ましいレベルですが、多分そういう環境になるとしばらくすると飽きてきて働きたくなるのではと思っています。
まぁ、これも今現在考えていることなので、今後FIRE計画を進めていくにあたり考えは随時更新していく予定です。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
FIREというライフスタイルですが、色々なタイプがありその人の資産規模や価値観で特徴も変わってきます。
この記事がFIREに興味のある方の参考になれば幸いです。
また私と同じようにタイでFIREを目指している方がいらっしゃれば是非ご意見など交換できればと思います。
ご質問などありましたら『お問合せ』よりお気軽にご連絡お願いします。
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