皆さんこんにちは。アロワナ0514です。
経済的に独立をし、早い段階でリタイアをするという意味合いのFIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉を最近よく聞くようになりました。
かくいう私もタイで生活をしながら、FIREを目指しているところです。
FIREを実現させるにあたりやるべきことの一つとして支出の把握と支出の最適化があります。
この記事を読みますと以下のようなことが分かります。
目次
1.支出内容の把握
数年前までの私はお金の管理に非常にだらしなく、何にいくら使ったのかを覚えていませんでした。
それ以前に自分の収入に対して、何にいくらぐらい使えるのかという基本的なことすら分かっておらず、月の後半になってくると「あれ、なんで残りこれだけしか無いんだ」と自分にイライラしていました。
使える額も知らず、使った額も覚えていないという最悪のパターンでした。
1.1 支出内容の計算方法
エクセルなどの書式で簡単な表をつくって管理してもよいのですが、今は携帯の家計簿アプリとして無料のものもいろいろ出ています。
私はタイバーツで入力が必要なのでZAIM(https://zaim.net/home)という家計簿アプリを使っています。
パソコンでも携帯電話でも管理できて、お互いにリンクができますので、非常に便利です。
残念ながらタイバーツだとレシートの読み取り機能が使えず、クレジットカードの使用履歴とのリンクなどもできないため、全て手入力となりますがそれでも便利です。
1.2 支出額の予算(ターゲット)
支出内容の内訳計算を3か月ぐらいやっていると、どの項目にいくらぐらい使っているかが分かるようになります。
支出の内訳が分かってきたら支出のカテゴリー毎に分けて支出額の予算を作ってみます。
ちなみにこの支出予算も上記のZAIM アプリ( https://zaim.net/home) 内で登録することができます。
1.3 我が家の支出目安
皆さん興味ないかも知れませんが、以下が現在の我が家の1か月の支出目安です。
家族構成:自分、妻、娘(1人)、小型犬(21匹)、ウサギ(2匹)
定額支出 | 予算(バーツ) |
食費 | 8,000 |
光熱費 | 5,500 |
日用雑貨 | 5,000 |
娘 習い事 | 6,000 |
本 | 2,000 |
交通費 | 1,000 |
通信費 | 1,000 |
ペットエサ | 4,000 |
オンラインショッピング (自分) | 1,000 |
オンラインショッピング(妻) | 1,000 |
合計 | 34,500 |
上記が基本支出になっていて、その他に毎月ではないが、緊急で発生する医療費(人、イヌ)や保険料(人、車)など予測のできない緊急の支出が掛かっています。
実はこの緊急支出の方が割合として多く掛かってしまっており、平均40,000バーツ/月ぐらいがプラスで掛かってしまっています。
合計すると平均して74,500バーツ/月(約900,000バーツ/年)ほどの支出です。
ちなみに総支出の中で一番大きいのがペットの医療費となってしまっています。
2. 支出の最適化
支出の最適化というのは工夫をして、支出額を減らしていくことになりますが、これは単純にケチって無理やり支出を抑えているという訳ではなく、効率よく不要な支出は抑えていくという意味となります。
2.1 人生3大支出の見直し
・家(住宅ローン、家賃);
持ち家の人で住宅ローンがある方はできる限り自分に負担のかからないローンを検討すべきで、もし負担が大きいようであれば、金利の値下げや返済期間などを一度金融機関に相談してみる方法もあります。コロナという状況もあり、銀行なども話を聞いてくれ易い状況にあると思います。
ただ日本と比べタイは金利がかなり高いので、もしタイでマイホームをどうしても欲しいのであれば、頑張って現金で買う方がいいです。
(ローン返済のほとんどが金利返済になるので、悲しくなります。)
賃貸で借りている人は、支払っている家賃が妥当かどうかを近隣の物件と家賃を比較して調査し、物件オーナーと家賃交渉などをして家賃を下げてもらうこともできます。
これも今のコロナという状況でしたら物件オーナーも退去してほしくないので、家賃交渉にもできるだけ応じてくれると思います。
またバンコクの中心に住まれている人で、立地条件の良さで家賃が高くなってしまっている可能性もあると思います。
中心地から少し離れた場所であれば、同じ大きさの部屋でも家賃が半分近くまで下がるという物件もあるかと思います。
今ではBTSの線路もだいぶ延長していますので、中心地のデパートに行きたいのであれば、簡単に移動できるようになっています。
・車;
仕事や生活でどうしても必要不可欠という訳でなければ車は買わない方がいいです。
もし車を買う必要があるとしても新車ではなく中古で選んだ方がいいです。
新車は買った直後に20%価値が落ちると聞いたことがあります。
私は今の車(ピックアップトラック)を新車で買いましたが、もう14年乗っていて走行距離も35万キロを超えています。でも定期的なメンテをしていれば、まったく壊れる気配がありません。
中古車でも探せばきれいで質のよい車も割安で売っているので、もし今の車がダメになって次を探すときは、私は中古車で探す予定です。
・保険;
タイでも日本でもいろいろなタイプの保険がありますが、自分にとって本当に意味のある保険なのかを今一度考えてみて、意味がないものは解約してしまえば支出を抑えることができます。
もしタイで保険に入るのであれば、節税ができるタイプの保険にしておくべきかと思います。
2.2 コンビニの利用
コンビニというのはConvenience Store(便利な店)だけに、我々の周りのいたる所にあります。
何でも揃っていて便利なので、サクッと入ってついいろいろ買いすぎてしまいます。
またコンビニで売られている商品は基本スーパーなどと比べちょっと割高な設定となっています。
本当によく使うものであれば、コンビニではなく業務用スーパー(タイならMacro)などでまとめ買いしておく方がいいです。
2.3 飲料水
私の家では濾過フィルターを付けて水道水を飲めるようにしているので、スーパーなどで水は買っていません。
使っている濾過フィルターですが、2,700バーツのもので1年に一回交換するタイプです。
水道代は別として一日7バーツ程度の計算です。水道代入れても市販の水より安いか同等ぐらいでしょう。
濾過フィルターの値段はピンキリでいろんなメーカーのものが売られていますが、我が家ではこの2,700バーツのものをもう10年ぐらい交換し続けて使っています。
値段はさておき、水を買いに行くという行為から解放されます。
水って結構重いですよね。
コストとか買いに行く手間とか考えると、濾過フィルターを付ける方がずっと効率的かと思います。
https://cl.accesstrade.in.th/000bo200105j&gclid={gclid}
2.4 コーヒー
私はコーヒーはアメリカーノを無糖で飲むのですが、基本お店では買わず、家で作って水筒にいれて持ち運んだりしています。
家でつくるといってもコーヒーメーカーで豆からギシギシと潰すのではなく、市販のコーヒー豆の粉上にお湯を入れて作る程度のものです。
タイでもスターバックスやアマゾンカフェを筆頭に色々なコーヒーショップがありますが、だいたいブラックコーヒーで50~80バーツぐらいはします。
市販のものを家で作れば1杯つくるのに10~15バーツ程度でできてしまいます。
私は特にコーヒーの香りとかにこだわる訳ではないので、ブラックコーヒーなら市販のコーヒーで十分ですし、不満は全然ありません。
フラッペ付きとか甘みをつけたコーヒーだと自分で作るのは難しいかもしれませんが、ブラックコーヒーであれば、誰でも作れます。
一日80バーツのコーヒーを毎日お店で飲めば、年間で29,200バーツです。結構な金額ですよね。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。
支出の最適化というのは人それぞれのライフスタイルによって色々なアイデアがだせると思います。
FIREを目指していない人でも支出を最適化するというのは良いことだと思っています。
でもこれは無理をしてまでケチケチした生活を送り、今の生活を不快にしすぎてはよくないので、最適化もほどほどがいいでしょう。
この記事がFIREに興味のある方もしくはなかなかお金の貯まらない方の参考になれば幸いです。
また私と同じようにタイでFIREを目指している方がいらっしゃれば是非ご意見など交換できればと思います。
ご質問などありましたら『お問合せ』よりお気軽にご連絡お願いします。

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