皆さんこんにちは。アロワナ0514です。
突然ですが、皆さんは借金をしたことありますか。
もしくは今借金がありますか?
僕はタイで生活してきて、色々な借金をしました。
ちなみに今もたくさん借金しています。
(偉そうに書くなと言われるかも知れませんが)
今回は、身近に起こりえる借金について書いてみようかと思います。
1.身近な借金
私たちの身近な借金としては以下のような種類が挙げられます。
1.1クレジットカード払い
現在私たちが当たり前のように使っているクレジットカードですが、これも短期間ではありますが、借金となります。
クレジット会社の信用によりお金を立替えてもらい、次月に代金を支払うというシステムです。
買い物をした金額を次月の請求時に全額支払いができるのであれば、問題はありませんが、もし全額を支払えない場合は、タイの場合最大で年率18%という高額な利子がついてしまいます。
1.1.1 クレジットカード分割払い
また最近タイの電化製品ショップなどでよく見かけるのが、『10か月分割払い、利子0%』というサービスです。
これは利子が全く掛からないので、製品代金だけを分割払いにして10か月かけて支払っていく方法です。
各月の支払い額が安くすみ、利子も掛からないので非常に便利なのですが、気を付けなければならないのは、自分がどれだけの額を分割払いをしてるのかを把握できているかという点です。
買ったもの1品1品の支払いは少なくても、買ったものの数が増えれば月々の支払いは大きくなるのは当たり前です。
僕は以前に調子にのって分割払いでテレビ、冷蔵庫、携帯電話とかを同時に買ったところ、気づいた時には月30,000バーツほどの金額になってしまった経験があります。
過去の自分にも言い聞かせたいのですが、現状どれぐらいの金額を分割払いしているかときちんと把握した上で、分割払いでの買い物をすることをおススメします。
1.2 車ローン
最近のタイ人の若い人は、卒業して就職したらまず車を買うというパターンが増えています。
しかしタイでの車の価格は決して安いものではないので、ローンを組んで車を買う人は多いと思います。
タイにある日系の車メーカーではだいたい2.5~3.0%の利子でローンが組めるようになっていて、返済期間は84か月(7年)が最長になっているようです。
試しに2.5%の利子、60か月払いと84か月払いで計算してみました。
・84か月払い;
ローン支払い合計:1,252,532バーツ
その内、利子分の支払いは186,732バーツ
ローン金額に対する利子割合い:17.5%
・60か月払い;
ローン支払い合計:1,200,180バーツ
その内、利子分の支払いは133,380バーツ
ローン金額に対する利子割合い:12.5%
支払いの期間によって変わりますが、ローンを組んだ金額にたいして12.5%~17.5%を余分に利子として払うことになります。
60か月コツコツをお金を貯めて現金で購入するか、それとも12.5%~17.5%の余分を払ってでも今すぐローンを組んで車を買うか、人それぞれ考え方は違ってくると思います。
僕は14年前に60か月のローンを組んで新車を買いました。
その時は細かい計算はせずにただ「欲しい」という気持ちからローンを組んで買ってしまいました。
ただ細かく計算してみると車ローンの利子にこれだけ余分に払うのはもったいないので、次回(いつになるか分かりませんが)車を買い変えるときは、現金で中古車を買う予定です。
1.3 住宅ローン
車を手に入れると次にマイホームが欲しくなります。
タイで住宅ローンを組む場合、銀行によって異なりますが、金利はだいたい4~6%ぐらいになります。
低金利の日本と比べるとタイは非常に金利が高いです。
6%の金利、30年の支払いタームで住宅ローンを組むと、概算ですが、ローン金額の約1.5倍を総支払い額として払うことになります。50%ぐらいが利子として取られる仕組みです。
しかもローン返済を始めた頃は、支払い金額の70~80%が利子分に使われるという悲しい状況です。
現在住んでいる家はローンを組んで買ったので、まだ毎月の住宅ローンの支払いがあるのですが、これが終わったらもう二度と住宅ローンは組まない予定です。
ここまでが比較的身近にある借金です。
2.危ない借金
以下2つは金利の非常に高い、危険な借金です。
私は興味ありませんし、これらのタイプの借金を使うつもりもないので、あくまで私の個人的考えとしてのみ書かせていただきます。
2.1 消費者金融:
金融機関からお金を借りるシステムで、タイの場合法律上は消費者金融の金利は最大で15%と定められています。
日本もタイもかわいいCMなどで合法的に紹介されていますが、金利はそれなりに高いので、利用はしない方がいいのではと思います。
もし利用するのであれば、しっかりと返済計画を立ててから検討することをおススメします。
2.2 闇金融
タイですと電柱に「お金貸します」とチラシが貼られています。
もっとも金利の高い金貸しです。というか、ほぼ違法です。
ヤミ金融が取り立てるヤミ金利は月20~30%。中には1日あたり20%の暴利をむさぼるヤミ業者もあるらしいです。支払いが滞るとすぐに家まで押しかけられて、金目のものを持っていかれます。
タイでも毎年違法な闇金グループが摘発されているようですが、それでも一般ローンの返済に首が回らなくなり闇金に頼るタイの人が多いようです。
3. 良い借金、悪い借金
『借金』という言葉を聞くと悪いイメージを想像される人が多いと思いますが、借金にも良い借金と悪い借金があります。
簡単に分けますと以下です。
・良い借金:経済的にプラスをもたらすもの
・悪い借金:経済的にプラスをもたらさないもの
『良い借金』の例として以下があります。
・賃貸用不動産;
銀行ローンを組んで賃貸用物件を購入して、賃貸に出します。
賃貸料からローンなどを差し引いてもプラスになっているようであれば、それは『良い借金』と言えるでしょう。(本当はもっと複雑ですが)
・タクシー、レンタカー;
借金をして車を買い、その車をタクシーやレンタカーなどとして使い収入を得ます。
その収支がプラスであれば、借金をして車を買ったというのは『良い借金』と言えると思います。
・撮影機材;
Youtubeなどをしている人がよい動画を取るために借金をしてカメラを買うというのも収入が上がれば『良い借金』と言えるでしょう。
『悪い借金』の例としてはマイカー、マイホームなどがあります。
・マイカー;
ガソリン代、保険代などお金が出ていきます。
マイカーは売っても、レトロな車でない限りはプレミアがついて買った値段より高く売れることはまずありえません。
・マイホーム;
家を買うと家具を買いたくなり、追加で出費が発生します。
また家が古くなると修理が必要になり、これまた出費が発生します。
マイホームは近隣に大きなデパートができたり、駅ができたりなどして地価があがれば、売ったときにプラスになる可能性はありますが、それは自分でコントロールできることではないので、基本的にマイホームは悪い借金と言われてしまっています。
僕はマイカー、マイホームをローンを組んで買ってしまっていますので、あまり偉そうなことは言えません。(笑)
4.まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
クレジットカード払いでの買い物というはほとんどの人が経験している借金かと思います。
また借金にもいろいろな種類があることお分かりいただけたかと思います。
僕は借金自体を怖いとはあまり思わなくなりました。
今はその借金が『よい借金』なのか『悪い借金』をよく考えるようにし、できるだけ『悪い借金』になるような衝動買いはしないようにしています。
ご質問、コメントなどありましたら『お問合せ』もしくはTwitter DMよりお気軽にご連絡お願いします。
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